北千里高等学校

校長ブログ

  • 2023年5月12日 令和5年度 避難訓練を実施しました

    6限目が終了した直後、本館屋上のプール横の機械室から火災が発生したという想定で訓練を実施しました。

    今回は3学年が揃って行う初めての訓練で、避難経路の確認を行いました。

    今回は火災を想定しましたが、災害はいつどこで起こるか分かりません。

    その時にどのように行動するのか、担任の先生がいなくても自分の力で安全に避難して、『自分の命は自分でしっかりと守る』ことができる『本物の力』を身につけることが大事です。

    そのためには訓練の時だけでなく、日頃から練習しておかなければならない大切な『3つの練習』について話をしました。

     

    ●『先生や人の話をしっかりと聞く』

     先生の話を目と耳と心でしっかり聞く習慣を身につけておかないと、いざという時に慌ててしまい、大切な話や支持を聞きもらしてしまいます。

     

    ●『落ち着いて行動する』

     避難するとき、慌てていると階段でつまづいたり友だちにぶつかったりして大けがをしてしまいます。

     

    ●『声を出す』

     とある商業施設で火災発生時に、大きな声を出さなかったばかりに、気づくのが遅れて多くの命が犠牲になりました。危険を察知したときに『危ない!』と大声で叫ぶことができれば、避けることは可能ですが、声が出なければ気づかずに被害にあうことがあるでしょう。声を日ごろから出す練習って、誰にでもできる『挨拶』だと先生は思っています。

     

    この3つはどれも避難訓練の時にしかできない練習ではありません。

    毎日朝起きてから寝るまでの間、また学校では授業や休み時間にも何度も繰り返し練習することができます。

    人は恐怖を感じると、思った行動ができなくなります。ましてや日頃からなにも意識していない生活を送っていれば、出来ることは限られてくるでしょう。

    これからも友達や先生と一緒に、毎日しっかりと繰り返し練習していきましょう。