北千里高等学校

校長ブログ

  • 2020年9月4日 LGBTQについて理解を深めよう(2年人権講演会)

    密を避けるためにソーシャルディスタンスをとると、体育館もいっぱいになりました。大変暑い中でしたがLGBTQについて当事者の方から講演をしていただきました。講師の先生、ありがとうございました。そして静かに聞いてくれていた2年生のみなさん、大変聞く姿勢がすばらしかったです。

    少し前までは性的マイノリティーの方々をLGBTと表現していましたが、今はLGBTQと表現します。

    自分の性について違和感を覚える人たちのことで、体の性と心の性が一致しない人、男性でもない女性でもないと自分の性を決めかねている人など、一般的な性のあり方からズレているために「生きづらさ」を感じている人がいます。

    自分の状態をすっきりと話して周りの人に理解してもらえるとよいのですが、なかなかそうなならない現実に悩んでおられる状態です。このような状態の人たちは日本では約10%ともいわれており、自分の身近にいると考えた方がよいでしょう。

    高校生はまだまだ成長過程ですのでそのことにはっきり自覚のない人もいるかもしれません。これから、性の自認もはっきりしてくるのでしょう。

    少数派の人たちもきもちよく社会生活が送れるようにするためには人々の理解や社会システムの構築が必要です。

    「人権を守る」ということは「排除しないこと」です。今回講演が自分の性について考えるきっかけとなればと思います。