北千里高等学校

校長ブログ

  • 2025年7月18日 令和7年度1学期終業式

    今日で1学期が終わりました。

    とは言っても、3年生は来週1週間授業があります。

    暑さが増す中、体調管理には十分気をつけて頑張って欲しいです。

    この1学期間は、それぞれに思うようにいった日、そうでなかった日、いろいろあったと思いますが、皆さん一人ひとりが今ここにいてくれていること、私は何より嬉しく思います。

    この学期を通して、授業に、部活動に、行事に、それぞれが自分なりに向き合ってくれました。きっと、気持ちが前を向かない日もあったと思います。それでも歩みを止めず、期末考査までしっかり取り組んでくれた皆さんに、心から有難うと言いたいです。

    6月の体育祭では、初の「8団体制」に挑戦し、全員が何かしらの役割を持って、皆で創り上げる体育祭を見事に成功させました。準備は大変だったと思いますが、一人ひとりの責任ある行動が集まって、あの日、北千里高校がひとつになったと、強く感じました。

    そして夏休み明けには文化祭が待っています。クラスで力を合わせて乗り越えなければならない文化祭では、ぶつかることも悩むこともあるかもしれません。でも、でも、そういう時こそ本当の意味で“仲間になる”チャンスです。たくさん話して、たくさん悩んで、乗り越えてほしいと思います。

    昨年の秋ごろから、生徒会とともに制服・頭髪のルールについて見直しを行ってきました。頭髪には制限を設けず、制服の着こなしもある程度自由にするという、北千里高校にとって新たな一歩でした。それは、「自分たちで決めたルールの中で、自分たちが主体的に動いていく」ことを大切にしたかったからです。

    もちろん、自由には責任が伴います。もし「何をしてもいい」と勘違いしている人がいたら、それは違う。生徒会役員の皆さんが、そんな大切なメッセージを今年度の初めに丁寧に伝えてくれています。

    実際、北千里高校に来られる大学の先生や外部の方々からは、「挨拶がきちんとできる素敵な学校ですね」とお褒めの言葉をいただくことがあります。でもその一方で、最近は、最近は髪の色が少し気になるという声や、挨拶の声が小さいという話も耳にします。

    新しい伝統が生まれようとしている今、北千里高校がどんな姿を目指すのか――その答えは、これからの皆さんの行動にかかっています。

    夏休み、もし心が疲れてしまったら、立ち止まっても大丈夫です。学校には、皆さんの話を聞こうと待っている先生たちがいます。無理をせず、自分のペースで心と体を整えてください。

    二学期、また元気な姿でお会いできるのを楽しみにしています。

     

    風は、まだ見ぬ未来から吹いてきます。

    その風を、どんなふうに受け止めるか――それが、これからの北千里をつくっていく力になります。

     

    どうか、いい夏休みを過ごしてください。