北千里高等学校

校長ブログ

  • 2019年9月20日 日々のあいさつ

    校内ですれ違う時に、気持ちよく「こんにちは」とあいさつをしてくれる生徒がたくさんいることが本校の特徴です。来客の方たちもみなさんが気持ちがいいとほめてくださいます。しかし、中には何も見えていないかのごとく挨拶も返さない人がいることも事実です。あなたは相手に聞こえるように挨拶ができていますか?挨拶が自然とできる人になっておくことは長い人生において大きな財産になります。皆さんに最も関係するところでは、進学した後の上位学校の先生に与える印象や就職先へも影響していくと言っても過言ではありません。実際、人事担当の方からはよく聞く話です。

    以前に日本を代表するファッションデザイナーのコシノジュンコさんのお話を聞く機会がありました。コシノさんはイギリスを拠点として活躍されていますが、日本からファッションを勉強しにやってくる若者たちがあまりにも挨拶ができないので日本の将来を憂えるとお話をされていました。

    あいさつをするということは自己開示をすること、そして他者を認めることができているということです。そのことは周囲がよく見えているということにつながります。周りが見えていると困っている人に気づくこともできますし、危機管理ができて自分自身を守ることにもつながります。そして何より、挨拶を気持ちよく交わせる人がたくさんいると、色々な情報が自然と入ってきます。「この人に伝えたらよろこんでくれるのでは?」という情報を親切に教えてもらえるようになります。自分の個性として「気持ちよく挨拶をする人」という印象を持ってもらうことは少なからず自分自身にプラスとなって返ってくるということです。

    これからも挨拶が気持ちよく交わせる学校でありたいと思います。