こんにちは。探究係の４５期臨時ブログです。

　1月13日（土）に北千里地域交流研究会を本校において開催頂き、２年生の有志生徒が探究活動の中間報告会を行いました。北千里地域交流研究会は、​​毎月1回、近畿大学の先生をアドバイザーに迎え、地域住民や諸団体と地域活性化のための情報交換の場として約20年開催されている地域連携の取り組みです。

　本校では毎年１、2年生がSDGsをテーマとし、地域の課題を解決することを目指した探究活動を行っています。今回の地域交流研究会は、SDGsのゴール１１番「住み続けられるまちづくりを」をテーマに取り上げた2年生の有志生徒5グループ12名が地域の方にまちづくりについての提案をし、フィードバックを頂く機会として、本校にて開催して頂きました。

　北千里駅前は今まさに再開発予定で、地域の方の意見ヒアリングが行われている最中です。「もしかしたら自分たちの提案が実現するかも」というワクワク感をもちながら、高校生が地域と繋がることのできる、また市民の前で発表するという貴重な経験のできる良い機会になるのでは、と地域交流研究会の方々にご賛同いただき、開催の運びとなりました。

　当日は大学教授や市会議員の方、dios北千里商店街会長をされていた方、北千里で店舗経営をされている方、吹田市役所の方、NPOの方々など、12名もの様々なお立場の地域の方にご参加頂きました。

　生徒たちはとても緊張していましたが、地域の課題を「自分ごと」として日々取り組まれている方々を前に発表をし、リアルな視点でのコメントを頂いたことで、得られた気づきはとても多かったのではないかと思います。発表が終わり、「緊張しました〜！」と言いながら興奮気味に帰って行った生徒たちの顔は、輝いて見えました。学校の授業や課題、部活動で日々忙しい生徒たちが「本気」の大人の前で発表し、コメントをもらえる機会はそうそうありません。忙しい中、発表に挑戦した生徒たちは確実に経験値をアップさせたことでしょう。貴重な機会を与えてくださった地域交流研究会の皆様に感謝申し上げます。

　本番の探究発表会は2/7です。あと少ししかありませんが、生徒たちが今回の学びを最大限に活かし、より良い発表をしてくれることを期待しています。